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ミニまちだって何?

こどものまちについて

ミニミュンヘンを起源とする日本版「こどものまち」について、その目的や楽しみ方などを紹介しています。各地のこどものまちがアップしているYoutube動画も紹介しています。

ストーリータイム

1979年の「国際児童年」、ドイツ南部にあるバイエルン州の州都ミュンヘン市で第1回が開催されました。40年以上が経った現在でも2年に一度開催されているそれはミニ・ミュンヘンと呼ばれ、多くの市民に愛されるイベントとなっています。対象者は7-15歳のこども達で、約1,500坪の会場内に夏休み中の3週間で延べ3万6000人(2004年実績)が参加するそうです。

 
こどもだけで運営する「小さな都市」

ミニ・ミュンヘンには多くのお店があります。こども達が運営しているそのお店では働く人もこどもです。仕事もたくさんあって、店員だけでなく、公務員やアナウンサー、銀行員に大工もいます。「ミミュ」といわれる専用(仮想)通貨があり、働いた人にはお給料が支払われます。一定料率で税金も徴収されますが、手元に残ったお金は好きな事に使えます。レストランで食事をする子もいれば、お金を貯めて起業する子もいるそうです。こども達はこのまちで、時間を忘れて「遊び」、「働き」、「学ぶ」そうです。

 
まち全体が一体となった取り組み

夏休みの3週間を使って開催されるミニ・ミュンヘンは、多くの人と多くの資金が必要となる大型イベントです。運営費の4割はミュンヘン市が支出し、残りの6割は地元企業の支援によるものだそうです。また運営にかかわるスタッフも協力的で、学生や休暇を取って参加する社会人、ミュンヘン市の警察官など、まちの人が一丸となってこども達を支えています。

※ミニ・ミュンヘン及びこどものまちについては、書籍「こどもがまちをつくる」(萌文社/2010年)とミニ・ミュンヘン研究会のHP(http://www.mi-mue.com/)から情報収集させていただきました。

ドイツのミュンヘンでそれは開催された

日本版こどものまち

日本版こどものまちとして一番歴史のある会場は、千葉県佐倉市で開催されている「ミニさくら」ではないでしょうか。2002年3月に第1回を開催、その後も継続的に開催されています。さらに第2回ミニさくらに参加した市川市のメンバーがはじめた「ミニいちかわ」も、2003年11月に第1回を開催した歴史のあるイベントです。その後全国各地に広まった日本版こどものまちは、萌文社から出版された「こどもがまちをつくる」にまとめられるほどの盛況ぶりとなりました。

まち作り体験プログラム「こどものまち」

日本で開催されているこどものまちは、その多くがこども達によるまちの仕組み作りから始まります。「どんなまちにしたいのか」、「どんな仕事が必要なのか」など自分達のまちそのものを考えて、そしてそれを実際のまちとしてカタチにしていきます。

 

本番当日は、仕組み作りをしたこども達がお店の店長となります。そこへ当日参加のこども達が市民として参加、お店の従業員として働く事になります。まさに『こどもだけのまち』の始まりです。トラブルが発生してもこども達で考えて対処します。悪い事をすれば警察官(もちろん子どもです!)に逮捕されるかもしれません。

 

大人は口出し禁止のまちの中で、こども達は自分で考え、自分で判断し、そして行動します。このプログラムはこども達にとって最高の遊び場であると同時に、社会の仕組みを学ぶ場、主体的に取り組む活動の場となっています。

こどものまちの遊び方

地域によって多少の違いはありますが、概ね次のような流れになっています。

  1. まちの仕組みについての授業を受ける(市民権獲得)

  2. ハローワークで自分のやりたい仕事を探す

  3. お店で働く

  4. 働いた分のお給料を銀行で受け取る

  5. お給料で買い物をしたり、食事をしたりする

  6. ハローワークで次の仕事を探して働く

基本的には現実社会と同じように過ごすことになります。働かなければお給料はもらえず、お金がないと買い物もできません。逆に頑張って働く事でたくさんのお給料を得る事もできます。こども達は楽しい遊びを通じて、「なぜ働かなければならないのか」や「なぜ税金が必要なのか」、そして「なぜ市役所や警察署、清掃局が必要なのか」を理解していきます。

「まちの仕組み作り」という楽しみ方

このプログラムのもうひとつの楽しみ方が「まちの仕組みを考える」という遊び方です。そもそも、こどもだけのまちには何も決まったものがありません。どんなまちにするのか、どんな仕事が必要なのか、まちの通貨は何にするのか(ミニミュンヘンなら"ミミュ")など、まち自体の仕組みやルールを決めるのが『こども実行委員』です。

こども実行委員は、本番の数か月前から『こども会議』という話し合いを始めます。ここでも考える主体はこども達です。自分達のまちをどんなまちにしたいのか、メンバー全員で考えていきます。こども達次第ではありますが、多くのこどものまちではこのメンバーの中から市長を務めるこどもがでてくるくらいです。

そして本番当日は自分のやりたいお店(市役所や病院だったりもします)で責任者となって働きます。市民から人気の仕事にするにはどうしたらいいのか、働きに来た人が楽しく働くための工夫はできないかなど、まるで会社の経営者にでもなったような気分です。人気のお店投票をやっているまちもあるそうですが、そうなるとますますやる気が出てくるのは言うまでもありませんね。

各地のこどものまちを紹介

町田市周辺の地域でもこどものまちが開催されています。ここでは私たちがミニまちだを企画する際にお話を聞かせていただいた団体様をご紹介しています。

  1. ミニヨコハマシティ(認定NPO法人ミニシティ・プラス)

  2. ミニカワサキ(こどもまちミニカワサキ実行委員会)

  3. ミニいちかわ(NPO法人市川子ども文化ステーション)

  4. ミニこがねい(特定非営利活動法人こがねい子ども遊パーク)

  5. こどものまち たま(チーム ミニたま)

おすすめのYoutube動画

こちらはYoutubeで公開されているこどものまち紹介動画です。こどものまちについてとても分かりやすく紹介してくれている動画で、私たちも会場の雰囲気をつかむために何度も拝見しました。百聞は一見に如かず、ぜひ一度ご視聴ください。

知多市広報公式チャンネル様

千葉市公式チャンネル様

ミニまちだが必ずしもこれらと同じまちになるとは限りません。まち作りをするこども実行委員や当日参加してくれるこども市民が自分達の色に染めてくれるはずです。自由な発想を大切に、町田市らしいこどもだけのまちにご期待ください!

日本版こどものまちの起源や、近隣で開催されているこどものまちを紹介しています。

図書館で本探し

こども実行委員がまち作りを疑似体験する『こども会議』について紹介しています。

お店で支払う子ども

開催当日は多くのお友達と一緒にこどもだけのまちを体験するプログラムになっています。

おともだちへ

みんなにわかりやすくミニまちだをしょうかいします

保護者の皆様へ

こどものまちの有用性や開催目的などをご紹介しています

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